「こんにちは!わたしー!」と言って扉を開けると、「あー、美保ちゃん!折り紙が上手に折れんでイライラしてたんよ。」と、笑顔で迎えてくれたのは、小学校の頃の担任の先生。

 膝を痛めて、今は車椅子の生活だけど、饒舌な話しぶりは健在である。初任給が45円だったこと、合コンで舟に乗り海に落ちて大変だったこと、デイサービスでのあれこれ・・・。88歳の彼女の楽しい話にゲラゲラ笑う私は小学3年生の子供に戻っている。

 苺のタルトを食べながらの女子トークは止まらず、気付けば2時間が過ぎていた。毎月一回、友達と会食するのが楽しみだと言う先生。いくつになっても楽しみがあるというのは素敵だ。

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 また、会いましょう!と約束をして別れた。元気をもらえた一日だった。(I)